ユニットハウスとプレハブの違い

よく、ユニットハウスとプレハブを同じものだと思っている方も多いようですが

2つは、根本的に違う点があります。

プレハブは、現場で組み立てる

ある程度部材を作ってから現場にもちこみ

現場で組み立てるのがプレハブです。

したがって

ユニットを作ってから現場で設置するユニットハウスに比べると

現場での施工時間が長くかかります。

ただし、部材をコンパクトに運べるため

ユニットハウスよりは輸送費がかからない場合が多いです。

1度出来てしまうと設置や移設が簡単なユニットハウス

プレハブと違い、ユニットハウスの場合は移設が容易です。

プレハブですと、いちいち解体作業が発生し、また組立も必要ですが

ユニットハウスは、ユニットをそのまま運ぶため

設置に時間がかからず、移設もプレハブに比べると圧倒的に簡単です。

また、ユニットハウスは、各メーカー共に間取りが決まっています。

材質的に耐久性が高いので長期使用でき

本体への不具合は各部分での修理対応が簡単です。

また、不要になった場合でも、転売等の方法が可能です。

他の場所への移設も簡単です。

しかし、基本的には4トンユニック車での搬入となる為

矮小道路・電線・立ち木・隣家等、設置の妨げになるような

障害物がある場所への設置は難しいです。

対してプレハブは、組み立て式である程度間取りが自由に選べます。

しかし、材質的に消耗度が大きく、長期使用は困難となります。

本体に不具合が生じた際の修理代も割高です。

また、不要になった場合には、廃材にしかなりません。

現地組み立てなので、4トンユニック車が入って行けない狭い場所や

電線等の障害物でクレーン作業が困難な場所への設置が可能です。

強度はユニットハウスが上

プレハブというと

かつて「プレハブ小屋」などと呼ばれたように

強度が弱いのが欠点だとされてきました。

その点、ユニットハウスは

強固なスチール製のフレームが基盤となったユニットなので

強度は、ユニットハウスが上の場合が多いです。

ただし

近年になって、プレハブ工法も進化しており

強度の高いものもあります。