海上コンテナ
ISO規格での海上コンテナの長さは、
主に20フィート (6,096mm)、40フィート (12,192mm) の2種類がある。
幅は8フィート (2,438mm)、高さは8フィート6インチ (2,591mm) だが、
9フィート6インチ (2,896mm) のハイ・キューブ・コンテナ(背高コンテナ、クンロクとも
呼ばれる)も普及している。
なお、長さが45フィートタイプのコンテナも近年では新たにISO規格化され、
欧米などで普及しつつあるが、それを積載したシャーシが日本国内の公道を
極一部の例外(別記、ボーイング社部品輸送)・(別記、物流改善研究の試験輸送)・
(別記、みやぎ45フィートコンテナ物流特区輸送等)を除き、現在の道交法下では走れない。
このために日本で見かけるのは、港に海外から寄港したコンテナ船上での積載状態の風景か、
これ等のコンテナ船が接岸中にコンテナ荷役作業の都合で、一時的に船上から降ろし
隣接するヤード内で仮置しているなど、ごく限られた条件下の場合である。
海上コンテナの最大総重量(自重も含めたコンテナ全体の制限重量)は、
20フィートタイプでは17,950~20,320kg、
40フィートタイプでは26,770~30,480kgである。
海上コンテナの自重 (Tare Weight) は、ドライ・コンテナで20フィートタイプが約2,300kg、
40フィートタイプが約3,800kg。
リーファー・コンテナで、20フィートタイプが約2,800kg、
40フィートタイプが約4,200kgである。
なお、海上コンテナの自重は、製作するメーカー及び、材質により若干異なる。