ユニットハウスとは?

ユニットハウスとは、建設現場の事務所や倉庫などで使われている箱型の建築物のことを指します。

「ユニットハウス」という言葉自体、さまざまなところで使われていますが、広く世の中に出まわっているものの多くは、この箱型の建築物のことを言います。

言葉の由来

そもそも『ユニット』という言葉は、1つの単位や集団を意味します。

建物を効率よく建てる方法として、1つの建物をいくつかのユニットに分け、建築現場とは別の場所で造り、建築現場ではそのユニットを組み合わせることで工期を短くするという良い方法が考えられました。

それらは『ユニット工法』と呼ばれ、1つのユニットである骨組みを組み合わせる建設の仕方は、今では一般的な工法となっています。

その1つのユニットそのものが建物として独立し、トラックに載せて運搬できるようにした建築物が『ユニットハウス』です。

規格化されたシンプル構造

ユニットハウスの基本フレームは、頑丈なスチール(鋼鉄)構造です。

1つのユニットでも、1つの建物として成り立つものもありますが、その規格化されたボックスフレーム(ユニット)を組み合わせることで、大小さまざまな建築空間を創り出します。

また、窓や壁、ドアなどはパネルを組み合わせることで自由に設定でき、思いのままの空間をスピーディに施工可能です。

ユニットハウスの骨組み

ユニットハウスは、上の写真のようなスチール製フレームを1ユニットとして作られていきます。

1ユニットに、壁や窓などのパネルを付けることで「単棟」になります。

三協フロンテア製とナガワ製の単棟ハウス

単棟のユニットハウスの場合、4tユニック車でそのまま運ぶことができます。

さらに、2つを横に組み合わせると2連棟に、3つで3連棟に・・・というふうに、かなり大きな建物や、重ねることで2階建てなどにすることも可能です。

2連棟と2階建てユニットハウス