航空貨物用コンテナ

ULD (en:Unit Load Device) と呼ばれる。

飛行機のメーカーや機種、運航する航空会社に応じて作られているといわれる。

飛行機内部の限られた貨物スペースに搭載する関係から

1辺が1-2m程度、長くても6m程度で、海上用や鉄道用に比べると非常に小さい。

円筒形をした飛行機の断面に合わせるため、

直方体の箱のほか、その一辺を欠いたような五角柱形状のものも多い。

小型軽量のため、専用のローラーコンベア上では人力で移動可能である等

ハンドリングは比較的容易である。

反面、鉄道用や海運用のコンテナに比較すると強度が弱く、

損傷が多いともいわれている。

航空機用コンテナを、空港と航空貨物会社の市内営業所や

航空郵便受渡郵便局などの間で輸送する場合、

コンテナ自体は防水構造(一部の規格を除く)であるため

通常は平荷台トラックが使用される。

荷台上での内容物の積卸が容易となるよう、あおり戸を低くした専用仕様車もある。

事業者によってはコンテナの損傷防止のため、ウィング車などを使用する例もある。

他のコンテナ同様、保冷機能を有したものもある。

変わったものでは、競走馬専用のコンテナや貨客兼用機(コンビ型)用の

客室乗務員休憩室コンテナがある。

アルミ合金製の軽量ISO20フィート規格コンテナもあり、

貨物機の上部デッキに搭載される。

関連項目