オープン・トップ・コンテナ《屋根高さ固定型》
コンテナ構造区分コードでは別タイプとなるが、
外観はドライ・コンテナと変わりはないものの、屋根の天板部分全体を
クレーンで吊り上げて開閉するタイプで、少数ながら日本でも流通している。
ただし、このタイプは、重い屋根の天板部分全体をクレーンで吊り上げて
開閉するために、荷役作業前後に多少の手間が掛かる。
従来のオープン・トップ・コンテナでは、
ほとんどに採用されている幌や防水シート類が張ってあるために、
積載貨物の情況に応じて天井が盛り上がるように貨物を積載したりするような
柔軟性に優れているが、このコンテナは屋根全体が一枚又は、二枚の鉄板蓋で
できているので、コンテナ本体内寸の高さより背の高い貨物は全く積載できない。
しかしその反面、このコンテナの上には他のコンテナを何段にも積み上げできるため、
船倉内でのデッドスペースは全く発生しないので、
割り増し料金などのコストが節減できる。